全国老人ホーム入居サポ-トセンター
株式会社 絆楽 (きらく)
〒104-0061 東京都中央区銀座7-13-6-2F
(高住連) 高齢者向け住まい紹介事業者届出公表制度 届出番号 20-0184
認知症は「物忘れ」だけではありません。 本人が見えている世界や、困りごとが起きている理由を理解すると、 家族の接し方も、老人ホームの選び方も変わります。
高齢化に伴い、認知症やその前段階である MCI(軽度認知障害)の方は今後も多くなると見込まれています。 認知症になったら終わりということではありません。 早い段階で変化に気づき、その人に合った生活環境を整えていくことが重要です。
| 項目 | 2022年 | 2025年 | 2040年 |
|---|---|---|---|
| 認知症高齢者数 | 約443万人 | 約472万人 | 約584万人 |
| MCI高齢者数 | 約559万人 | 約564万人 | 約613万人 |
| 合計 | 約1,002万人 | 約1,036万人 | 約1,197万人 |
※人数は65歳以上の推計。厚生労働省「認知症および軽度認知障害(MCI)の将来推計に関する研究」等をもとに整理。
年齢を重ねれば、誰でも物忘れは増えてきます。 見るべきなのは「何回忘れたか」だけではなく、 その変化によって日常生活に支障が出始めているかという点です。
| 見るポイント | 年齢による物忘れ | 認知症を疑う変化 |
|---|---|---|
| 昨日の食事 | メニューの一部を思い出せない | 食べたこと自体を覚えていない |
| 約束 | 時間を間違える | 約束したこと自体を忘れる |
| 買い物 | 買い忘れがある | 同じ物を何度も買う |
| 物の置き場所 | 後から思い出す | 「盗られた」と考えることがある |
| 家事 | 少し時間がかかる | 順番や段取りが分からなくなる |
| 日常生活 | 大きな支障は少ない | 金銭・服薬・食事などに影響が出る |
MCIは、認知機能の低下が見られるものの、 日常生活はおおむね保たれている状態をいいます。
「少し気になるけれど生活はできている」という段階で、 必ず認知症になるという意味ではありません。 早い時期に受診し、生活習慣や環境を見直していくことが大切です。
認知症の方への接し方では、 「正しいことを分からせる」ことより、 まず本人の安心感を守ることが大切になる場面があります。
認知症に似た変化が出ていても、別の病気や体調変化が影響していることがあります。 急に状態が変化した場合などは「認知症が進んだ」と決めつけず、医療機関への相談も重要です。
意欲低下、思考力低下、物忘れなどがみられ、 認知症の初期症状に似て見える場合があります。 認知症とうつ状態が併存しているケースもあります。
睡眠の質が低下することで、 日中の眠気や集中力低下、認知機能への影響がみられることがあります。
高齢者は脱水や感染症などをきっかけに、 急に混乱したり、普段とは違う行動が現れたりすることがあります。
複数の薬を使用している場合など、 薬の影響によって眠気やふらつき、認知機能の変化が出ることがあります。
認知症の進行だけでなく、感染症・脱水・薬の影響などが隠れている場合があります。 特に急激な変化が見られる場合は、早めに医療機関へ相談してください。
症状が進むと、会話・食事・場所の認識・人間関係・睡眠など、 日常生活の多くの場面で「現実とのズレ」が大きくなることがあります。
| 場面 | 見られやすい変化 | 支え方のポイント |
|---|---|---|
| 会話 | 話がずれる・伝わりにくくなる | 顔を見て、ゆっくり短く伝える |
| 食事 | 食べたことを忘れる、食欲低下 | 食事しやすい工夫、体重や水分を確認する |
| 聴こえ | 聞き取りにくさから不安が強くなる | 短い言葉と落ち着いた声かけをする |
| 人間関係 | 家族の顔や関係が分かりにくくなる | 無理に思い出させず、安心を優先する |
| 場所 | 自宅内でも場所が分からなくなる | 理由を聞き、安心できる場所へ案内する |
| 幻視など | いない人や物が見えることがある | 頭ごなしに否定せず、不安を減らす |
トイレや自室の位置が分からなくなることがあります。 表示を分かりやすくするなどの環境調整が有効です。
本人の中では過去の役割や記憶に基づいて行動していることがあります。
不安、落ち着かなさ、居場所を探す気持ちなどが背景にあることがあります。
認知機能の低下が進むと、日常生活の多くの場面で支援が必要になります。 一方で、安心できる環境と関わり方によって、 その人らしい時間を穏やかに過ごせる場合があります。
夜間に何人の職員がいるのか。 夜間の不穏、排泄、転倒リスクなどにどこまで対応できるのか確認します。
「認知症対応可」という表示だけでなく、 実際にどの程度の認知症の方を受け入れているのかが重要です。
訪問診療、看護師、緊急時の医療機関との連携体制を確認します。
起床・食事・入浴・レクリエーションなど、 本人の生活リズムに合う施設かを見ます。
少人数の落ち着いた環境が合う方もいれば、 適度な刺激や交流がある環境が合う方もいます。
帰宅願望、入浴拒否、服薬拒否などを 「問題行動」と決めつけず理由を考えてくれるか確認します。
入居者への職員の声かけ、表情、距離感など、 パンフレットだけでは分からない部分を見ます。
少人数の共同生活が基本。 認知症の方が落ち着きやすい環境になることがあります。
施設職員による介護体制が組まれており、 介護量が多い方の選択肢になりやすい施設です。
訪問介護や訪問看護などの外部サービスを組み合わせて生活します。 医療・介護体制は施設ごとの差が大きい分野です。
比較的自立度が高い方向けの施設も多く、 認知症への対応力は施設ごとに確認が必要です。
帰宅願望を止めることだけを考えるのではなく、 不安を感じる時間帯や本人の生活歴を理解し、 安心できる声かけや役割づくりができる施設かを確認します。
「さっき説明した」と否定するのではなく、 その都度落ち着いて対応できる環境のほうが、 本人の不安が軽くなることがあります。
無理に入浴させるのではなく、 なぜ嫌なのかを考え、 一つずつ説明しながら進めてくれる施設が合う場合があります。
同じ「認知症対応可」の施設でも、 夜間体制・職員の経験・医療対応・帰宅願望への対応・介護拒否への接し方などは大きく異なります。 絆楽では、ご本人の状態だけでなく、性格、生活歴、ご家族の状況まで確認しながら、 その方に合う施設選びをお手伝いします。
みなさんは、何個当てはまりましたか?自分の認知症のおそれの目安です。6個以下の場合は認知症の専門医の受診が必要かもしれません。
ただし、あくまでも医学診断に代わるものではありません。